古稀同窓会で帰郷②湯本温泉・大寧寺

同窓会が実施されたのは故郷から北へクルマで約30分の湯本温泉、先般安倍首相がロシア・プーチン大統領を迎えて首脳会談の舞台となった。

ここは秋は紅葉、春は桜で有名な曹洞宗の巨刹・大寧寺があるところで同窓会の案内が来た時から是非訪れようと考えており、宿に到着すると空き時間を利用して早歩きで行ってきた。

室町時代を通じて中国地方を治め、応仁の乱にも影響力を行使した大内氏の最後の当主・義隆が一族家臣の陶隆房(晴賢)の反乱で日本海経由で逃亡を図ったが海が荒れて叶わず追い詰められて近臣共々自刃した場所で墓所でもある。

(この後、陶氏は厳島合戦毛利元就に滅ぼされ、防長二州は毛利氏の治世となる。)

また関東管領上杉憲実が出家後各地を巡ったのち修行の場として最後を迎えまた、墓もある。

この大寧寺は厚狭毛利家の菩提寺洞玄寺の親寺でこれには明治期にエピソードがあるがこの内容は後日機会あれば書く予定。

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大寧寺本堂

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大内義隆主従の墓

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上杉憲実公の墓

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紅葉途上寺域の森

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門前の小川、堀の役目をしている。

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寺から宿へ帰る途中、美祢線デイーゼル車両が来た。

美祢線は10年前の台風で被害を受け一時は廃線の話もあったが、無事に復活、嬉しい。

さあこれから同窓会本番です。