インドネシア・最近想うこと

インドネシアは、仕事で足掛け2年通算約1年くらい通い、また懐メロ「長崎物語」に出てくる「ジャガタラお春」や第二次世界大戦後のオランダからの独立戦争で旧日本軍兵士の皆さんが協力した歴史などから親近感もあり好きな国の一つである。

Ⅰ万3千以上の島々に2億4千万の人口を擁しておりイスラム教中心の国家としては人口世界Ⅰ位であるが国内には多数の民族、宗教を抱える事から国の統一を図るべく「パンチャシラ」と呼ばれる多様性を尊重する国是を独立以来掲げている。

私が仕事でインドネシアジャカルタ近郊の工場に行っていたのは今から20年位前になると思うが工場で働いていたり町で見かける女性、特に若い女性ではイスラム教の被り物ヒジャブをしている人は少数派だった。

今、私の所属するゴルフコースや先日行った兵庫県のゴルフ場にキャディの仕事で来日されたインドネシア女子学生の研修生が居られるが皆さん全員がヒジャブを着用されているし、  またTVでインドネシアの様子が写る際も注意して見ているが女性はほとんどがヒジャブを着用しており20年前とは様変わりしている。

また、マスコミで見聞きした直近の大統領選挙ではイスラム色がかなり大きな運動の要素であったようだ。

もとより宗教について語る資格は持たないが、好きな国だけにいつまでも多様性だけは尊重する国であって欲しいと思っている。

インドネシアは現在、東南アジアで唯一のG20の構成国であり、首都移転、森林火災、反腐敗、等直面する課題を解決出来れば人口ボーナスを考えると経済規模で日本を上回る日がいずれ来るのではないかと思う。

 全くの余談だがインドネシア語のありがとうは「テレマカシー」と言うが、ゴルフ場でインドネシア人のキャデイさんに言うと「サマサマ」(どういたしまして)と返ってきた。

20年前の記憶が通用した。