5年で大化けするサイエンス&ベンチャー

週刊ダイヤモンドの最新号に、ほんの数年で社会とビジネスを根本から変えるというキャッチフレーズで今注目すべきサイエンス研究&ベンチャーを105件紹介している。

腸内細菌研究、量子コンピューター、スマートマテリアル等々多岐に亘るが全て見た中で私が一番関心を持ったのが国際電気通信基礎研究所(ATR)が行っている、

「思っただけで操れる第三の腕」の技術である。

現状での実演で、女性が両腕とも塞がっている状況で脇からボトルが差し出されると女性の背後のロボットアームが女性の脳波を受けてそのボトルを掴んでくれるところまで既に来ているらしい。

ブレーンマシン・インターフェース、BMI  と呼ばれるものでこれには既に40年程度の研究史があるがほとんどがケガや病気で身体にマヒがある人の為の研究であったが、ATRは両手が使える人がマルチタスク目的で3本目の腕が使えるかどうかを探ったところに特徴がある。

とくにこれから楽しみなのは画像処理や機械学習等  AI  と融合して考えるだけで操作できるデザインソフトが実現する可能性があるということで、考えるだけで図面が仕上がっていくのも夢ではない。

私のイチオシが大化けするか、科学ニュースを見るのが益々楽しみになってきた。

ちなみにこれを研究しているATR京都府精華町の学研都市にある。