きゅうりと北海道の歌

私は短歌も俳句も自分ではやらないが短歌自体には興味があり、本のなかで出てきたり  新聞の短歌欄を見たりして自分のその時のフィーリングに合った物や心に刺さったものがあると、覚えたり書き留めたりする。

今週の朝日新聞の短歌欄で同じ選者高野公彦さんの10首の推薦短歌のなかで2首連続並んでいる歌がいいなと思った。

「ひょうひょうとして引力に沿い垂るる文月のきゅうり美しきかな」安中市 鬼形輝雄

今年初めてきゅうりを栽培してみて、きゅうりの実が大きく真っ直ぐに垂れ下がるのをみると茎が引力に堪えているのがわかり本当によくヤッタと思う。しかしかなりの率で曲がったきゅうりが出来てしまう。専業農家では多分売り物にはならず悔しいと思う。  この曲がりの原因が未だによくわからない。

「潮風をまとう小樽の坂道はまるで海へと続く滑走路」札幌市 伊藤 哲

北海道の真っ直ぐな道と海が拡がる景色が眼の前に浮かぶ。飛行機も離着陸できそうな。

小樽が出てくるカラオケ「北の旅人」「小樽運河」いいですね。