大坂なおみ①「なおみの重圧は次元が違う」

今朝の日経電子版で、ウインブルドンの1回戦に勝利した錦織選手がインタビューで  1回戦で敗退した大坂なおみ選手の事を聞かれ「なおみの重圧は次元が違う、マスコミも見当違いの記事が多い、テニスの実力は100%No1」と答えた記事が配信されている。

4大大会の全米、全豪で連勝して世界ランク1位になり3連勝がかかった6月の全仏オープンの3回戦で大坂選手が敗れた際、放心状態の写真と共に「大坂の高鳴る心臓の音が聞こえて来そうなほど緊張していた。」という記事が配信されていた。

振り返れば大坂選手はトップ10入り後、半年もたたずに世界ランク1位になり錦織選手の言葉通り世界中からの凄まじいプレッシャーにさらされていると思う。

昔、日本の朝廷社会では「位打ち」という言葉があり政敵等にわざと急激に官位を上げてやりそのプレッシャーで自滅させることがあった。それほど急激なランクアップというものは精神状態を不安定にさせる。

今大坂選手は自ら望んで、この「位打ち」の大きな試練に直面しているように見える。

あの天真爛漫さを取り戻し、この高い壁をゆっくりと着実に跳び越え再び頂点に立ってもらいたい。