近くの図書館で借りた下重暁子さんの「極上の孤独」幻冬社刊 を読み終えた。
NHKアナウンサーをへて競輪の元締め「日本自転車振興会」元会長、文筆活動などで活躍中の著者の謂わば「孤独のすすめ読本」である。
昨今主流の孤独を寂しい、いやだ、避けたい派に対し孤高、群れない、自由を連想して孤独に惹かれる派からのお誘い、提言である。
実は私も恥ずかしながら後者の隠れ派閥に属していると日頃から思っており世間の風潮から肩身の狭い思いを度々しており本の内容にひそかに共感するところが多い。
少々偏りもあるが主な部分を挙げると以下の通りである。
*孤独の弧の字は個性の個の字。孤独を知らない人は個性的になれない。
*孤独は山にはなく街にある。
*孤独は人を成長させる。自分の考えとは孤独のなかで決断を迫られたものである。
*孤独上手は中年から本領を発揮する。
*一人で行動出来ないと楽しみが半減する。
*大きな決断をする前に人に相談するな。
*孤独であっても自己表現はいくらでもできる。
然し周りを観察すると、何と言っても社会の本流は孤独避けたい派だろうなとも思う。
[なでしこジャパンW杯予選第2試合スコットランド戦に勝った。岩渕選手のシュートは素晴らしい感動した。試合前の選手インタビューを聞いたとき気迫を感じて何故か勝つような気がしていた。次、格上のイングランド戦期待している。がんばれ。]