孫とユニクロへ

下宿中の孫が夏物の衣料を買いたいとのことで私もついでに買おうと思って近くに最近出来たユニクロの大型店舗に行ってきた。

セール期間中らしいが大変な人出で店内は大混雑、然しレジでは自動支払い機が多数設置され品物の自動読み取りから支払いまでほとんど待つことなくスムースに処理が可能になっている。今まで省力化は製造業で先行してきたが昨今の人手不足であらゆる業種に一気に拡がっていることを目の当たりにする。

最近のユニクロの好調さは株価に顕著に現れているが売り上げの過半は既に海外である。

私が上海駐在中にユニクロの中国上海への進出が始まったがそのブランドイメージはむしろ日本国内よりも高く高級ブランドと見なされていた。

製造小売業という分野の開拓者であり先行者利益をまともに受けた企業と言える。

このユニクロの成功を支え、機能性の素材や加工に貢献したのがタッグを組む東レであるが、東レは繊維産業の衰退から見事に甦り炭素繊維や機能性膜等の将来性のある素材を沢山持っているがなぜかユニクロほど市場で評価されていない。

製造業に長く携わったものとしては少し釈然としないものを感じる。

まあそんな事より孫が喜んでくれる方が嬉しいのだが。