幕末の薩摩藩家老 小松帯刀

今日の朝日新聞1面に大久保利通の茶室が現存していることが京都の歴史研究者原田良子さんによって偶然発見されたとの記事が載っている。

この茶室は元々幕末の薩摩藩家老小松帯刀邸にあったものを大久保邸に移築したものだとの解説付きである。

大久保利通は誰でも知っているが小松帯刀を知る人は少ない。

我が長州藩新撰組池田屋騒動等に憤慨し京都の御所に実力行使に出たときこれを阻んだのが薩摩の小松と西郷であるが後に西郷の戦闘指揮だけ有名になった。

薩長同盟司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」で坂本竜馬が一躍有名になったが諸般の資料から見ると本当の中心は小松帯刀だと思っている。

本来明治政府の中心に座るべき小松帯刀はある時期から忽然と表舞台から姿を消す。

郷里長州のことは詳しくとも薩摩の事まで思い至らず、ずっとこの事が頭の隅に残っていたが最近になって糖尿病らしきもので36歳で病死されたことを知った。

今日の新聞記事は古い知人を思い出させてくれたような気がする。

ちなみに私の知っている薩摩の人物ベストスリーは以下の通りです。

1、関ヶ原退却戦「薩摩の退き口」指揮官  島津義弘

2、薩摩示現流開祖  東郷重位

3、幕末薩摩藩家老  小松帯刀

あくまで私の個人的なものですみません。