新聞の全面広告でアニメ映画「歎異抄をひらく」の宣伝と、声で親鸞上人を演じる石坂浩二さんのインタビューが掲載されている。
「歎異抄」はよく知られている様に浄土真宗の開祖・親鸞上人の言葉を死後に弟子の 唯円が著したものと云われる。
私自身は全く信仰心なく今日まで来たが、実家(西本願寺系)も妻(東本願寺系)の方も真宗門徒で特に母親は寺への奉仕活動をずっと絶やさない人であったので真宗には縁もありその教えにも以前から興味があった。
また本願寺は一向一揆、石山本願寺合戦等の日本史の題材としても興味が尽きないし 司馬遼太郎を始めたくさんの作家や歴史家も色々な角度からこれを扱っている。
私が昔から未だによくわからない一番はこの新聞広告にも出ている歎異抄で親鸞上人が語ったとされる
「善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」だろう。
現代風では「善人も極楽に行けるのだからましてや悪人も極楽間違いなしですよ!」
素直に読めば悪の勧めの様に聞こえるが、、、、
いろいろな考え方や解釈が拡がってくる難しい言葉です。