最近、NHKの歴史番組や映画の原作など多岐にわたる活動で磯田道史氏の名前を聞くことが多い。
徹底した古文書の解読を通じて独自の歴史の視点を提起している。
著作の中で歴史に興味を覚えたきっかけは出身地近郊の岡山における織田、毛利の衝突に関わる遺跡にあるとの事。「文春文庫・日本史の探偵手帳」より
磯田氏には及びもつかないが私が歴史に興味を持ったきっかけは今振り返ると2つある。
①郷里である山口県山陽町厚狭鴨庄の実家の上手に「青葉の笛」で有名な熊谷直実の末裔の屋敷跡を自分で見付けた事。
②小学生の時に鶏の飼育の手伝いをして「源九郎義経」という本を買って貰った事。
この2つは半世紀以上たった今でも鮮明に覚えている。
人間形成にとって「きっかけ」の大切さは言う迄もないことだろうか。